当の本人たちが80歳を超えてもまだ争っているケースもあります。まずは弁護士に相談です。
大切な家族を失って初めて、相続という問題に直面します。 この相続。すんなりと決まることもあります。 兄弟の仲が良ければ、「すべて折半ね。」で話は済みます。 しかし、多くの場合、なかなかそうは行かなくて、「私が多く親の面倒を見た。」とか「あなたは大学院の費用まで親に出してもらって、まだその上に遺産を相続したがるのか。」とか、他人が聞きたくない争いごとが始まります。 そして、兄弟同士で口もきかない期間が長くなったりして、子どもや親せきにまで迷惑をかけることになります。 お金の問題という複雑な感情が絡み合う問題に、輪をかけるようにして血のつながりが、問題を更に複雑にさせるのです。 こういうトラブルは、どんなに仲の良い兄弟であっても「起こり得ること」として、弁護士に依頼したほうが、スムーズです。
他人同士の、たとえば、商取引におけるお金の問題の解決は、いずれ時間が経てば解決します。たいていは、金がない方が勝ちます。釈然としない結果ですが、「ない袖は振れない。」でオシマイになるケースが多く見られます。 そういう相手は、今後、相手にしなければ済みます。 兄弟はそうはいきません。どこまで行っても血のつながった兄弟です。 また、どれだけ争っても「金がなくなったからオシマイ」という幕の閉じ方はありません。 相続する遺産がそこにある限り、争いは延々と続きます。 当の本人たちが80歳を超えてもまだ争っているケースもあります。 第三者の法律に基づく冷静な判断を介入させましょう。 ますは弁護士に相談です。